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量子の世界を計算する―古典計算機と量子計算機を使って―

日時
2023年1月12日(木) 11:30〜12:30
会場
9号館 9102 教室
講演者
伊藤 悦子(理化学研究所)

物質を小さく分割していくと全ての物質は原子でできている。原子の中にはプラスの電荷を持つ原子核があり、その中では陽子と中性子が強く結合している。この原子核を作る力を記述する素粒子の理論が「量子色力学」であり、その力の強さが大きいため手計算による計算で、その物理現象を理解するのは難しい。これまで40年間は(古典)スーパーコンピュータを使って、量子色力学や原子核の中の粒子の振る舞いが理解されてきた。しかし、未だ、古典的なコンピュータでは計算するのが難しい領域もある。この講演では、古典コンピュータで明らかになってきた量子色力学の振る舞いと課題、最近登場した量子コンピュータによる新たな取り組みを紹介する。