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インフレーション宇宙における原始ブラックホールと2次的重力波の生成とその観測可能性

日時
2022年7月1日(金) 14:55〜16:25
講演者
郡 和範(KEK)

2017年のノーベル物理学賞は、世界初の重力波の検出に対してアメリカのLIGO(ライゴ)チームの3名に贈られました。約13億光年のかなたで、それぞれが太陽の約30倍の重さを持つ、連星と呼ばれる双子のブラックホールの衝突によりつくられた重力波でした。理論的に、宇宙のはじまりの時期のインフレーションにより、密度ゆらぎが作られたことが予想されています。小さなスケールでのPBH(原始ブラックホール)と重力波の形成の研究は、宇宙誕生の謎を解く鍵となる可能性が指摘されています。本講演では、インフレーション宇宙におけるPBHと2次的重力波の生成、およびその観測可能性について議論します。