LIGO・Virgoの観測情報を用いたKAGRAの重力波信号探索と検出可能性の評価
本研究では、LIGO・Virgoによって検出された重力波イベントの情報を利用し、KAGRAにおける低信号対雑音比の重力波信号の探索手法と検出可能性を検証する。ベイズ因子を検出統計量として用い、ガウス雑音を仮定したシミュレーションにより、従来のマッチドフィルタリングとの性能比較を行う。さらに、第4期観測運転(O4)で取得されたKAGRAの実観測データに模擬重力波信号を注入し、誤警報確率(FAP)や非定常雑音の影響を考慮した検出性能を評価する。これらを通じて、既知の重力波イベントに対するKAGRAの追跡探索の有効性を検証する。