加速された暗黒物質の特徴的なシグナルの検出とそこから見える物理
MeVスケールよりも軽いダークマター粒子は、直接検出実験では検証が難しいと考えられてきた。しかし近年、宇宙線との散乱による加速を考えることで、これまで考えられてきたよりも軽い質量領域まで検証できることが明らかになってきた。加速された軽い暗黒物質は銀河系の中心方向から地球に到来するため、到来方向の検出によって加速された暗黒物質に特徴的なシグナルを捉えられると期待できる。本研究では、方向検出が可能な暗黒物質直接検出実験を利用した方向的な特徴の検証と、それから示唆される暗黒物質の物理について議論する。