← 全セミナー一覧

宇宙の端の対称性

日時
2025年5月21日(水) 16:35〜18:05
会場
6号館6111教室
講演者
清水 慧人(京都大学)

日常生活を送る中で、「全く同じもの」を目にすることはないでしょう。一見同じに見えるものでもよくよく調べれば少しずつ異なっています。しかし現代では、どんなものも細かく砕いていくと最終的にはいくつかの構成要素──素粒子──から成り立っているということが知られています。それだけではなく、それら素粒子たちの運動を定める自然法則──素粒子標準模型──が「対称性」によって特徴づけられるということも分かっています。 さて、素粒子標準模型に含まれる対称性は時空の場所ごとに異なる変換を許しているのですが、中でも特に宇宙の端を変化させる対称性変換が物理的に重要であると近年になって分かってきました。本発表では電磁気学の対称性を例にそのことを説明し、閉じ込め現象との関連についての最近の研究についても紹介します。