AIが拓く生成科学 / 素粒子論からみた近年の量子力学
前半(学部生向け)「AIが拓く生成科学」
生成AIは、科学にも大きな影響を与えています。生成AIとともに作られる新しい科学の形態を、私たちは「生成科学」と名づけました。この講演では、2024年のノーベル物理学賞がなぜAI関連に与えられたのか、AIと物理学の親和性の説明から始め、AIが科学研究のどんなことに貢献し、加速していくのか、そして、科学だけでなく人文学への影響についても、お話しします。
後半(大学院生以上向け)「素粒子論からみた近年の量子力学」
2025年は量子力学誕生100年ということで、記念イベントが多く開催されました。そこで、素粒子論の最近の研究に現れた量子力学の新しい様相について、三つほど選んでその進展をお話しします。(1)非時間順序積、量子カオスとブラックホール。(2)量子計算複雑性、量子コンピュータとブラックホールの中。(3)ニューラルネット量子状態。これらはこの十年ほどの、量子力学の新しい様相で、それぞれが素粒子論を大きく発展させる新しい概念となっています。